毎日毎日いろんな取りこぼしばかりで全然うまく生活できてない。頭の中の霧が晴れると噂の薬を飲んでみたいと切に思う。クリアな世界とはどんなもの?でもただの怠けって言われたらどうしようという最近その薬を飲み出した友達の女の子の受診前の言葉もわかりすぎて本当にこわい。

仲の良いお客さんが脳梗塞で倒れてから二週間とちょっと。お見舞いに行くのがとてもこわい。本音はとてもこわいもので、一つ口にするといくらでもあふれてしまいそうになる。本当にお見舞いに行く資格があるのか、なんてめんどくさいことを延々と考えてしまう。
きっとその人に何か大きな支えがあると確信していたらそんなこと思わないんだと思う。でも、その人は私を人生の支えにしたがっていた。真剣に。だから会いに行くのがこわいのだ。私にはそれを支える力も覚悟もない。
どうかそれは何かの間違いで、彼にもっと大切なものがありますようにと願いながら、多分明日もお見舞いに行こうか思案するんだろう。私なんかを愛さないでくれ。誰も。愛なんか知らなければこんなダメな日々でも気にしないのかな。好きな人、大切な人に恥じない自分であろうとすればするほど毎日が大変になる。考え出すと止まらない。全部欲しくなると今度は何もいらなくなる。気分の波がありすぎて不安になる。

何も手に入れたくない日も全部が欲しい日も変わらずそばにいてくれるのが君なら、もう少しがんばってみたい。