■ - 新鮮なアラスカ

職場の新年会に行った。いろいろあってけっこう楽しみにしていた状態からめちゃくちゃ行きたくない状態に突き落とされたんですがその話はめんどくさいので割愛します。いろいろあってしんどかったけど一次会の最後20〜30分くらいと二次会は本当に楽しかった〜。行くの嫌だったけどがんばって行ってよかった。

普段は毎日お店も忙しいから女の子たちと面と向かって話す機会も時間もないし、お客さんというフィルターを通して見る女の子たちはいつも何を考えているかわからない生き物として私の中に君臨していた。知りたいけど知れない。踏み込んでいいのかわかんないしそんな時間もない。これでいいのかなってよく思っていたけど、今回いろんな女の子と話すことができて、なんというか、めちゃくちゃ仲良くなる必要もないけど、ちょっと知ってるだけで楽になることや楽しいことがいっぱいあるんだなと思った。

なんとなくの連携プレーやコミュニケーションをとっているフリをお客さんの前ですることはいくらでもできるからそうやってやってきたけど、自分的にはそれじゃなんか違うなってもやっとしてたことのしっぽがつかめそうな気がしてきた。

後輩のサポートやお店全体のことを考えることにすごく迷いがあって、それは前もブログに書いたと思うんだけど、昨夜でやっと腹が決まった気がする。
今年は後輩ちゃんともっとコミュニケーションとっていくし、お店全体の面倒ももっと見ようと思った。決めてしまえばもっと早くやっておけば良かったかも…なんて思うけど、この過程がなければこうは思えなかっただろうからまあいっか。

話を聞いていると、みんな自分が昔抱えてたのと同じような悩みを持っていることがわかってびっくりした。夜の仕事してて悩みを抱えてしまうと働くたびに気持ちも病むし、かといって職場で相談する時間もなければリアルな友達には話すこともできなかったりしてめちゃくちゃしんどいんだよね。そもそも夜働いてることを周囲には秘密にしていたり、夜働いてる人相手じゃないと話しても共感を得られなかったりするからそうなる。始めた頃は自分がそうだった。

話せる子には常々言っているけれど「自分が楽に働くための努力をしよう」という話をわたしはこれからも繰り返していくんだろうな。自分が働き始めた頃に言われて、最初は意味わかんなかったけど、一年二年と働くうちに言葉の意味がわかってきた。

仲のいいお客さんを作ることも、メールをなかなか返さないことも、プライベートでは会えない理由を会うたびに作るのも、彼氏はいないと言い続けるのも、常に新しい話題を見つけておくのも、ときどき本気で喧嘩するのも、無理なお客さんは無理と言うのも、全ては自分が楽に働くためにやっているので、みんなも自分が楽にやれることだけを考えてやっていってほしい。

驚くことに昨日は一緒の席に着くとほんと楽しいですとか、わたしが持ってるお客さんは独特だけど良い人が多いと話してくれる女の子がいっぱいいてめちゃくちゃびっくりしたけどめちゃくちゃ安心した…。（後者はほんとに大丈夫か？って感じだが…）

自分と特に仲の良いお客さんは性格はかなり変わってるけど優しい人か、私がいなくて他の子が着いてるとすぐ不機嫌になる人を「わたしの後輩ちゃんはわたしの妹みたいなもんなんだから無愛想にしないで！ちゃんと優しく会話してさしあげろ！」と教育した人ばかりなので、そんな風に言ってくれるのは本当にありがたかった。自分のお客さんはそのまま自分の評価になるってことを、わかってたはずなのに初めて実感した気がする。

お客さんと風通しの良い関係を作るのは本当に難しいけど、もうちょっと伸び代がある気がしてきた。自分対お客さんだけじゃなくて、そこに他の女の子もいることをもっと考えていくべきなのかも。ヘルプしてもらう、ヘルプをする、と言う状況は常にあるんだし、そこの情報交換ややり方はもっと研究したい。

ぶっちゃけ尊敬したり技を盗めるような先輩が今はほとんどいなくて正直しんどい。何を学べばいいのかもわかってないのに人に教えるなんて無理！と思ってたけどやっていかなきゃいけないんだな。昨日後輩ちゃんたちに質問責めにされて初めて思った。サポートすべきか迷ってたけど、必要としてたんだなって。

これからもまた毎日挨拶をする暇もないくらい忙しい時間が訪れると思うし、そうであってほしいし、そうであるためにがんばろう。目配り気配り心配りの日々ですよ…。
とりあえずは今夜の用意を。心は最愛の人の側に置いて。